この夏の採集品! ~草原性の蝶~
2017年 09月 11日
お久しぶりです(^^)
相変わらず採集には出ておらず、やや退屈な日々です。
飼育したい蝶を見据えて食草の確保なんかは地道にやっています!
さて目新しい話題もないのでこの夏に採集した蝶でも載せてみましょう。
モンキチョウ♀(山梨県)
飛翔時にとっても大きく見えた個体。ド普通種でも特大、矮小、ド完品だったりすると
キープしています。黄色型♀やクツカケなど、モンキチョウはコアなファンがいる蝶ですよね。
自分も探索時にはネットインして確認してしまう種です。
ヤマキチョウ♀(山梨県)
ムモンアカ探索時の副産物。♂は振り逃がしました…。年によって発生数に変動が大きい
本種ですが今年は順調な発生数だったのではないかと。年に2~3頭ずつ集めて10年ほど。
今でも出会うと確保してしまう好きな種(^^)最近は年に1ペア目標ですが今年は2♀でした。
これまた好きな蝶で毎年地道に集めてきました。♀の方が好み。山梨県では4産地の個体を
持っているんですが、北部の産地だけ大型の♀が採れる場所があってそこのが1番好きですねぇ。
春型との遭遇はまだないので狙いたいところ!
ムモンアカシジミ♂(山梨県)
発生木が毎年安定しないのが難しいですね。毎年発生木探しがかかせません!
昨年は少ない印象でしたが、今年は沢山飛んでました。
ムモンアカって意外と尾状突起が短いんですねぇ。
クロシジミ♀(山梨県)
前翅に白の3本ラインが入っております。今まで山梨~静岡の個体を沢山見てきましたが
ほとんど真っ黒で♀に白い紋や青がのる個体は50~100頭に1頭ぐらいという実感です。
しかしこのポイントでは全ての個体(3♀)にこの白紋が出現していたんです。
裏を見てもらえば違いは歴然。
左が今年発見のポイント。右は過去に採集した別ポイントの個体。
山梨では翅裏の変化が大きく茶色、ベージュ、白など個体変異は大きいです。
しかし白化タイプって白い部分と茶色い部分のメリハリが強いって感じで全体に白い個体は
見たことがなかったんですよねぇ。と言うことでクロシジミブーム再燃です(^^)
来年は良い時期に調査したいと思います!!